こりおりのちから

コリオリの力

とても不思議な力です。一般的には目で見ることはできません。分かりやすい説明として、ボールを投げると通常真っ直ぐ飛びますが、地球は球状で南極・北極を軸に東へ向かって回っていますので、例えば北極から赤道のハワイへボールを投げると、ボールはだんだん右へ(西へ)逸れていきます。この時の「逸れ」がコリオリ力です。地球上の全ての物に対して働き、向かう方向の右側へ逸れるので、例えば羽田からニューヨークへ向かう飛行機は飛んでいる内に赤道方向へ進路がずれていきます。糸のついた鉄球をどこかに固定して垂らして、力を加えると、最初は円上にぐるぐる回っていたのが、最後には行ったり来たりを繰り返し、少しずつ右へずれていきます。これがこの力を見る方法ですが、糸と固定場所の摩擦などもあり、糸が短いと分かりません。

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NHK気象・災害ハンドブック NHKが制作した気象の本です。 主に、放送で使う用語について解説しています。  気象学では使わないけど、放送では使う言葉や専門用語には含まれていない意味なども解説されています。  放送では一般の方に分かりやすくするように、専門用語をそのまま同じ用途で使わずに、分かりやすい言葉に 置き換えたり、別の意味に置き換えたりするようです。  天気や気象災害などは、ほとんどの方にとって身近で重要な意味をもっていますので、なによりも伝わりやすさ に優先を置いていることが分かります。 気象予報士やお天気キャスターを目指す方には座右の銘といってもいいでしょう。

気象科学事典 身近な気象から新しい概念や観測機器、地球環境問題まで1700項目を網羅した、日本気象学会の総力をあげた、最先端の知見と最新のデータによる事典です。  「日本気象学会編集」とあるので堅苦しい印象があるが、実は非常に分かりやすい事典です。  図や表を多数掲載しているのもあるが、私が購入した事典の中で最も一般向けであり、 難解な数式や理論などは使わず、具体的な説明に終始しています。 逆に専門家には少し物足りない事典です。

NHK気象ハンドブック 上の『NHK気象・災害ハンドブック』の古い版です。 すでに両方とも絶版となっているようですので、 一応こちらも紹介しておきます。 古本屋などで見つけたら、即『買い』です。

気象ハンドブック 専門家向けに気象の学問や技術について詳しく紹介されています。    ただ、本書の目的は、気象技術者だけではなく、専門家以外の社会人や学生にも興味が湧くように、 分かりやすく編集したようです。

気象予報士ハンドブック 気象予報士をはじめ、気象業務に関わる各界、気象予報士を目指す人にとって、知っておかなければならない基礎的な気象学、最新の観測・解析・予報技術などを把握するための情報、資料を集大成したハンドブック。

身近な気象の事典 まだ2011年春に発売されたばかりの書籍なので、私も見たことがないのですが、 日本気象予報士会が編集したという事で大変興味深い本です。  一般の方向けという事ですので、図や写真を豊富に取り込んだようです。

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