観測種目 使用する測器 設置場所
気圧、気圧変化の型と量、日最低海面気圧・同起時
フォルタン型水銀気圧計
電気式気圧計
気圧計室または観測室
気温、水蒸気圧、露点温度、相対湿度、日最高気温・同起時、日最低気温・同起時、日最小相対湿度・同起時
電気式温度計、電気式湿度計、携帯用通風乾湿計
露場
降水量、降水強度、日最大1時間または10分間降水量・同起時、大気現象(降水現象の有無)
風車型風向風速計
測風塔または屋上
積雪の深さ
転倒ます型雨量計
感雨器
露場
降雪の深さ
積雪計
雪尺

降雪の深さ
雪板

蒸発量
蒸発計

直達日射量、大気透過率、混濁係数、直達日射積算量
直達電気式日射計
露場または屋上
全天日射量
全天電気式日射計

日照時間
太陽追尾式日照計

視程、現在天気、大気現象
視程計(現象判別付き)
露場



情報の種類 情報の内容 発表回数
気候変動監視レポート 世界と日本の気候変動および温室効果ガスとオゾン層の状況
年1回
大気・海洋環境観測報告 1.大気バックグランド汚染観測
 大気中の温室効果ガス・オゾン層破壊物質、エーロゾル(大気中に浮遊する微粒子)、降水化学成分などの観測の成果

2.海洋バックグランド汚染観測
 海洋での温室効果ガス・オゾン層破壊物質・重金属、海洋汚染などの観測の成果

3.その他の観測
 オゾン層観測、紫外域日射観測の成果
年1回
オゾン層観測速報 日本・南極のオゾン層・紫外線の状況、および世界のオゾン層の状況に関する速報
毎月
オゾン層観測報告 日本・南極および世界のオゾン層・紫外線の観測の成果、および長期的な調査解析の報告
年1回
放射能観測成績 日本における放射能観測の成果
年1回



種類 発表日 内容
1ヶ月予報 毎週金曜日 ・向こう1ヶ月間の平均気温、降水量、日照時間(確率表現)
・第1週、第2週、第3週、第4週の気温
3ヶ月予報 毎月20日後頃 ・向こう3ヶ月間の天候
・3ヶ月平均気温(確率表現)
・3ヶ月降水量
・各月平均気温、降水量
暖候期予報 毎年3月10日頃 ・夏(6?8月)を中心に春から初秋にかけての天候
・夏(6?8月)の平均気温(確率表現)
・梅雨期間(6?7月、南西諸島は5?6月)の降水量
寒候期予報 毎年10月9日頃 ・冬(12?2月)を中心に晩秋から春先にかけての天候
・冬(12?2月)の平均気温(確率表現)
・冬(12?2月)の降水量、および日本海側の降雪量
エルニーニョ監視速報 毎月10日頃 ・東部太平洋赤道域(エルニーニョ監視海域)の海水温等の監視情報
・エルニーニョ現象などの見通し
気候系監視報告 毎月20日頃 ・大気や海洋の状況の監視情報
・月毎の世界の異常気象の発生状況
全球温暖化予測情報 毎週水曜日 ・週毎の世界の異常気象の発生状況
地球温暖化予測情報 毎年(原則) ・気候モデルによる100年後までの地上気温や海面水温洋の予測結果
気候変動監視レポート 毎年 ・世界および日本の気候変動を中心に、気候変動に影響を与える温室効果ガスやオゾン層などの状況についての情報
近年における世界の異常気象と気候変動
(通称「異常気象レポート」)
5年ごと ・1974年から5年ごとに刊行
・過去5年間を中心とした世界および日本の異常気象と気候変動の実態。今後の気候変動の見通しと気象庁の見解










種類 内容
大雨警報 大雨によって重大な災害が起こる恐れがあると予想される場合
大雨注意報 かなりの降雨があって、被害が予想される場合
洪水警報 大雨、長雨、融雪などの現象により、河川の水が増し、重大な災害が起こると予想される場合
洪水注意報 大雨、長雨、融雪などの現象により、河川の水が増し、災害が起こると予想される場合
大雪警報 大雪によって重大な災害が予想される場合
大雪注意報 大雪によって災害が予想される場合
暴風警報 平均風速がおおむね毎秒20mを超え、重大な災害が起こると予想される場合
強風注意報 平均風速がおおむね毎秒10mを超え、主として強風による被害が予想される場合
暴風雪警報 平均風速がおおむね毎秒20mを超え、雪を伴い、重大な災害が起こると予想される場合
風雪注意報 平均風速がおおむね毎秒10mを超え、雪を伴い、被害が予想される場合
波浪警報 波浪、うねりなどによって、重大な災害がおこる恐れがあると予想される場合
波浪注意報 波浪、うねりなどによって、災害がおこる恐れがあると予想される場合
高潮警報 台風などによる海面の異常上昇により重大な災害が起こる恐れがあると予想される場合
高潮注意報 台風などによる海面の異常上昇により災害の起こる恐れがあると予想される場合
濃霧注意報 濃霧のため、交通機関などに著しい支障を及ぼすおそれのある場合
雷注意報 落雷により被害が予想される場合
乾燥注意報 空気が乾燥し、火災の危険が大きいと予想される場合
なだれ注意報 なだれが発生して被害があると予想される場合








 北西太平洋(赤道より北で、東経180度より西の領域)や南シナ海にあり、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット,風力8)以上の熱帯低気圧を「台風」と呼びます。

 気象庁では台風の勢力を分かりやすく伝えるために、風速(10分間平均)により台風の「大きさ」と「強さ」 で6種類で表現します。
 「大きさ」は、「強風域(風速15m/s以上の範囲)」の半径で、「強さ」は「最大風速」です。 台風を発表するときは、台風の大きさと強さを組み合わ せて、例えば「大型で強い台風」のように表現します。 さらに、風速25m/s以上か、その可能性がある範囲を「暴風域」と呼びます。 例えば「強い台風」と発表している場合、その台風は、強風域の半径が500km未満で、中心付近の最大風速は33?43m/sあって暴風域を伴っているこ とを表します。

強さの階級分け
階級 最大風速
強い 33m/s(64ノット)以上?44m/s(85ノット)未満
非常に強い 44m/s(85ノット)以上?54m/s(105ノット)未満
猛烈な 54m/s(105ノット)以上



大きさの階級分け
階級 風速15m/s以上の半径
大型(大きい) 500km以上?800km未満
超大型
(非常に大きい)
800km以上




種類 内容
大雨警報 大雨によって重大な災害が起こる恐れがあると予想される場合
大雨注意報 かなりの降雨があって、被害が予想される場合
洪水警報 大雨、長雨、融雪などの現象により、河川の水が増し、重大な災害が起こると予想される場合
洪水注意報 大雨、長雨、融雪などの現象により、河川の水が増し、災害が起こると予想される場合
大雪警報 大雪によって重大な災害が予想される場合
大雪注意報 大雪によって災害が予想される場合
暴風警報 平均風速がおおむね毎秒20mを超え、重大な災害が起こると予想される場合
強風注意報 平均風速がおおむね毎秒10mを超え、主として強風による被害が予想される場合
暴風雪警報 平均風速がおおむね毎秒20mを超え、雪を伴い、重大な災害が起こると予想される場合
風雪注意報 平均風速がおおむね毎秒10mを超え、雪を伴い、被害が予想される場合
波浪警報 波浪、うねりなどによって、重大な災害がおこる恐れがあると予想される場合
波浪注意報 波浪、うねりなどによって、災害がおこる恐れがあると予想される場合
高潮警報 台風などによる海面の異常上昇により重大な災害が起こる恐れがあると予想される場合
高潮注意報 台風などによる海面の異常上昇により災害の起こる恐れがあると予想される場合
濃霧注意報 濃霧のため、交通機関などに著しい支障を及ぼすおそれのある場合
雷注意報 落雷により被害が予想される場合
乾燥注意報 空気が乾燥し、火災の危険が大きいと予想される場合
なだれ注意報 なだれが発生して被害があると予想される場合
着氷注意報 着氷が著しく、通信線や送電線などに被害が起こると予想される場合
着雪注意報 着雪が著しく、通信線や送電線などに被害が起こると予想される場合
霜注意報 早霜、晩霜などにより、農作物に著しい被害が予想される場合
低温注意報 低温のため、農作物などに著しい被害が予想される場合


  2000年の台風第1号から順番に使用していきます。 2000年第1号はダムレイ。 第2号はロンワンという具合です。 次の年に移っても、飛び越した り休んだりすることはありません。 140個の台風の名前を全て使い切ると、また最初に戻ってダムレイから使い始めます。
 ちなみに、米国のハリケーンの場合、毎年21個・6年間分の名前があらかじめ用意されており、それらの名前の頭文字は、アルファベット順になっていま す。 つまり、ハリケーン1号はAのアルベルト、21号はウィリアム(W)という具合です。 1年間で21個以下の場合、残りのアルファベットは使わず に、次の年用に用意されたAから仕切り直しになります。 21個以上の場合、XYZは使わずに、ギリシャ文字のアルファ(α)、ベータ(β)...と順に 名付けられます。
 この名付け方の良い点は、親しみやすいため覚えやすく、その年の何番目の台風かがすぐに分かることです。 一方、日本の場合、室戸台風や伊勢湾台風など、災害名で名付けられるため、すぐに災害の地域や規模が連想できます。




カタカナ名 アルファベット名 意味 命名国
1 ダムレイ Damrey カンボジア
2 ロンワン Longwang 龍の王 中国
3 キロギー Kirogi 雁(がん) 北朝鮮
4 カイタク Kai-tak 啓徳(旧・空港名) 香港
5 テンビン Tembin てんびん座 日本
6 ボラヴェン Bolaven 高原 ラオス
7 チャンチー Chanchu 真珠 マカオ
8 ジェラワット Jelawat 淡水魚 マレーシア
9 イーウィニャ Ewiniar 嵐の神 ミクロネシア
10 ビリス Bilis スピード フィリピン
11 ケーミー Kaemi 蟻(あり) 韓国
12 プラピルーン Prapiroon 雨の神 タイ
13 マリア Maria 女性の名前 米国
14 サオマイ Saomai 金星 ベトナム
15 ボーファ Bopha カンボジア
16 ウーコン Wukong (孫)悟空 中国
17 ソナムー Sonamu 北朝鮮
18 サンサン Shanshan 少女の名前 香港
19 ヤギ Yagi やぎ座 日本
20 シャンセン Xangsane ラオス
21 バビンカ Bebince プリン マカオ
22 ルンビア Rumbia サゴヤシ マレーシア
23 ソーリック Soulik 伝統の称号 ミクロネシア
24 シマロン Cimaron 野生の牛 フィリピン
25 チェービー Chebi 燕(つばめ) 韓国
26 ドリアン Durian ドリアン(果物の名前) タイ
27 ウトア Utor スコールライン 米国
28 チャーミー Trami 花の名前 ベトナム
29 コンレイ Kong-rey 伝説の少女の名前 カンボジア
30 イートゥー Yutu 民話のうさぎ 中国
31 トラジー Toraji 桔梗 北朝鮮
32 マンニィ Man-yi 海峡の名前 香港
33 ウサギ Usagi うさぎ座 日本
34 パブーク Pabuk 大きな淡水魚 ラオス
35 ウーティップ Wutip ちょう(蝶) マカオ
36 セーパット Sepat 淡水魚の名前 マレーシア
37 フィートウ Fitow 花の名前 ミクロネシア
38 ダナス Danas 経験すること フィリピン
39 ナーリー Nari 百合 韓国
40 ウィパー Wipha 女性の名前 タイ
41 フランシスコ Francisco 男性の名前 米国
42 レキマー Lekima 果物の名前 ベトナム
43 クローサ Krosa カンボジア
44 ハイエン Haiyan うみつばめ 中国
45 ポードル Podul 少女の名前 北朝鮮
46 レンレン Lingling 少女の名前 香港
47 カジキ Kajiki 女性の名前 日本
48 ファクサイ Faxai 女性の名前 ラオス
49 ペイパー Peipah 魚の名前 マカオ
50 ターファー Tapah なまず マレーシア
51 ミートク Mitag 女性の名前 ミクロネシア
52 ハギビス Hagibis たぬき フィリピン
53 ノグリー Noguri たぬき 韓国
54 ラマスーン Rammasun 雷神 タイ
55 マットゥモ Matmo 大雨 米国
56 ハーロン Halong 湾の名前 ベトナム
57 ナクリー Nakri 花の名前 カンボジア
58 フンシェン Fengshen 風神 中国
59 カルマエギ Kalmaegi かもめ 北朝鮮
60 フォンウォン Fung-wong 山の名前 香港
61 カンムリ Kammuri かんむり座 日本
62 ファンフォン Phanfone 動物 ラオス
63 ヴォンフォン Vongfong すずめ蜂 マカオ
64 ヌーリ Nuri オウム マレーシア
65 シンラコウ Sinlaku 伝説上の神 ミクロネシア
66 ハグピート Hagupit むち打つこと フィリピン
67 チャンミー Changmi ばら 韓国
68 メーカラー Mekkhala 雷の天使 タイ
69 ヒーゴス Higos いちじく 米国
70 バービー Bavi ベトナム北部の山の名前 ベトナム
71 メイサーク Maysak 木の名前 カンボジア
72 ハイシェン Haishen 海神 中国
73 ノウル Noul 夕焼け 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
74 ドルフィン Dolphin 白いるか。香港を代表する動物の一つ。 香港
75 クジラ Kujira くじら座 日本
76 チャンホン Chan-hom 木の名前 ラオス
77 リンファ Linfa はす(蓮) マカオ
78 ナンカー Nangka 果物の名前 マレーシア
79 ソウデロア Soudelor 伝説上の酋長 ミクロネシア
80 モラヴェ Molave 木の名前 フィリピン
81 コーニー Koni 白鳥 韓国
82 モーラコット Morakot エメラルド タイ
83 アータウ Etau 嵐雲 米国
84 ヴァムコー Vamco ベトナム南部の川の名前 ベトナム
85 クロヴァン Krovanh 木の名前 カンボジア
86 ドゥージェン Dujuan つつじ 中国
87 ムジゲ Mujigae 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
88 チョーイワン Choi-wan 彩雲 香港
89 コップ Koppu コップ座 日本
90 ケッツァーナ Ketsana 木の名前 ラオス
91 パーマァ Parma マカオ料理の名前 マカオ
92 メーロー Melor ジャスミン マレーシア
93 ニパルタック Nepartak 有名な戦士の名前 ミクロネシア
94 ルピート  Lupit 冷酷な フィリピン
95 ミリネ Mirinae 天の川 韓国
96 ニーダ Nida 女性の名前 タイ
97 オーマイス Omais 徘徊 米国
98 コンソン Conson 歴史的な観光地の名前 ベトナム
99 チャンスー Chanthu 花の名前 カンボジア
100 ディアンムー Dianmu 雷の母 中国
101 ミンドゥル Mindulle たんぽぽ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
102 ライオンロック Lionrock 山の名前 香港
103 コンパス Kompasu コンパス座 日本
104 ナムセーウン Namtheun 川の名前 ラオス
105 マーロウ Malou めのう(瑪瑙) マカオ
106 ムーランティ Meranti 木の名前 マレーシア
107 ファナピ Fanapi サンゴ礁を形成する小さな島々 ミクロネシア
108 マラカス Malakas 強い フィリピン
109 メーギー Megi なまず 韓国
110 チャバ Chaba ハイビスカス タイ
111 アイレー Aere 米国
112 ソングダー Songda 北西ベトナムにある川の名前 ベトナム
113 サリカー Sarika さえずる鳥 カンボジア
114 ハイマー Haima タツノオトシゴ 中国
115 メアリー Meari やまびこ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
116 マーゴン Ma-on 山の名前(馬の鞍) 香港
117 トカゲ Tokage とかげ座 日本
118 ノックテン Nock-ten ラオス
119 ムイファー Muifa すもも マカオ
120 マールボック Merbok 鳥の名前 マレーシア
121 ナンマドル Nanmadol 有名な遺跡の名前 ミクロネシア
122 タラス Talas 鋭さ フィリピン
123 ノルー Noru のろしか(鹿) 韓国
124 クラー Kulap ばら タイ
125 ロウキー Roke 男性の名前 米国
126 ソンカー Sonca さえずる鳥 ベトナム
127 ネサット Nesat 漁師 カンボジア
128 ハイタン Haitang 野生リンゴ 中国
129 ナルガエ Nalgae つばさ 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)
130 バンヤン Banyan 木の名前 香港
131 ワシ Washi わし座 日本
132 マッツァ Matsa 魚の名前 ラオス
133 サンヴー Sanvu さんご(珊瑚) マカオ
134 マーワー Mawar ばら マレーシア
135 グチョル Guchol うこん ミクロネシア
136 タリム Talim 鋭い刃先 フィリピン
137 ナービー Nabi ちょう(蝶) 韓国
138 カーヌン Khanun 果物の名前、パラミツ タイ
139 ヴェセンティ Vicente 男性の名前 米国
140 サオラー Saola ベトナムレイヨウ ベトナム











 


種類 内容 対象地域 予報期間 発表時刻
府県天気予報 天気、降水確率、
風、最高・最低気温、
波浪
都道府県を1?4つに分けた地域。 北海道は支庁ごと。 沖縄県は7つの地域。 今日(24時まで)、明日・明後日(0?24時) 5時、11時、17時
分布予報 3時間毎の天気、
降水(降雪)量、気温、
最高・最低気温
全国を20km四方の地域に分け、11地方ごとに発表。 発表時刻から24時間先まで。 ただし、18時発表では30時間先まで。 6時、12時、18時
時系列予報 3時間毎の天気、
気温、最高・最低気温、
風向・風速
都道府県内の代表的な地域1?4カ所。 北海道は各支庁1カ所。 沖縄県は7カ所。 同上 同上
降水短時間予報 1時間毎の
降水量
全国を5km四方に分けた地域ごと。 発表時刻から6時間先まで。 各時間
週間天気予報 毎日の天気、
最高・最低気温、
降水確率、予報の信頼度
都府県単位。 北海道は7つ。 沖縄県は4つの地域。 明日から7日先まで。 毎日11時





 気象庁の解説も、聞く人・観る人に分かりやすくしましょう。と言うことで専門用語で はなく、「やや強い風」や「非常に強い風」など私たちが普段使う言葉に置き換えて解説してくれます。 このような言葉は聞き取りやすいのですが、具体的に 何m/sぐらいの風か、はなかなか実感が沸きません。 そこで、ここでは気象庁の考える尺度を紹介します。


平均風速
m/秒
10?15 15?20 20?25 25?30 30?
おおよその時速 ?50km ?70km ?90km ?110km 110km?
風圧 (kg重/m2) ?11.3 ?20.0 ?31.3 ?45.0 45.0?
予報用語 やや強い風 強い風 非常に強い風(暴風)
猛烈な風
速さの目安 一般道路の自動車 高速道路の自動車

特急列車
人への影響 風に向かって歩きにくくなる。 傘が差せない 風に向かって歩けない。 転倒する人もいる しっかりと体を確保しないと転倒する 立っていられない。 屋外での行動は危険
樹木の様子 樹木全体が揺れる。 電線が鳴る 小枝が折れる
樹木が根こそぎ倒れはじめる
車の乗車中 道路の〈吹き流し〉の角度が水平(10m/sのとき)になる。 高速道路で乗用車が横風に流される感覚 高速道路では横風に流される。 通常速度での運転が困難。 車の運転を続けるのは危険

建築物の被害 取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める ビニールハウスが壊れ始める

 気象庁の解説も、聞く人・観る人に分かりやすくしましょう。と言うことで、「やや強 い雨」や「激しい雨」など専門用語ではなく、私たちが普段使う言葉に置き換えて解説してくれます。 ところが、このような言葉は聞き取りやすいのですが、 実際にはなかなか実感が沸きません。 それは、このような形容詞は私たちが普段から使っていますが、使い方は個人の主観に大きく関わっており、聞いた人皆 がそれぞれ主観の尺度で判断してしまうからです。 そこで、ここでは気象庁の考える尺度を紹介します。


1時間雨量(mm) 10?20 20?30 30?50 50?80 80?
予報用語 やや強い雨 強い雨 激しい雨 非常に激しい雨 猛烈な雨
人の受けるイメージ ザーザーと降る どしゃ降り バケツをひっくり返すように降る 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 息苦しい圧迫感。恐怖を感じる
人への影響 跳ね返りで足下が濡れる 傘を差していても濡れる
傘は全く役に立たない
屋内の様子(木造) 話し声が良く聞き取れない 寝ている人の半数くらいが雨に気づく


屋外の様子 地面一帯に水たまりが出来る
道路が川のようになる 水しぶきで辺り一面が白っぽくなり、視界が悪くなる
車に乗車中
ワイパーを早くしても見づらい 高速走行中に車輪と路面の間の水膜で、ブレーキが効かない 車の運転は危険
災害の発生 長く降り続けば注意が必要 側溝や下水、小さな川が溢れ、小規模の崖崩れが生じる 山崩れ・崖崩れが起きやすく、危険地域は避難の準備が必要。
都市では下水が溢れる。
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む。マンホールから水が噴き出す。
土石流が起こりやすい。多くの災害が発生する。
雨による大きな災害が発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要。