ふろん

フロン

 フロンは人工的に作られたガスです。今でこそ温暖化の原因の一つとして、悪者扱いされていますが、フロンが開発された当初は素晴らしい夢の物質ができたと喜んだんです。  と言うのも、エアコンや冷蔵庫の冷媒として使えますし、長期間使っても配管が腐食しません。とても安定していますし、安全なので、なにかトラブルがあっても、爆発もしなければ有毒でもありません。ところが、その「安定」が結果として悪さをするようになりました。日射を浴びても変化しないので、成層圏まで上がってしまいます。成層圏まで上がると紫外線が強いので、さすがに耐えられずに分解します。  すると、塩素が含まれているので、塩素がなにかとくっつきたくて、近くにあるオゾン(O3)から酸素分子を引き剥がしてしまうのです。オゾン(O3)は紫外線を弱める効果がありますが、酸素(O2)にはありません。そのため、地上へ降り注ぐ紫外線が増えるのです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://econeco.sakura.ne.jp/blog/mt-tb.cgi/444

コメントする

NHK気象・災害ハンドブック NHKが制作した気象の本です。 主に、放送で使う用語について解説しています。  気象学では使わないけど、放送では使う言葉や専門用語には含まれていない意味なども解説されています。  放送では一般の方に分かりやすくするように、専門用語をそのまま同じ用途で使わずに、分かりやすい言葉に 置き換えたり、別の意味に置き換えたりするようです。  天気や気象災害などは、ほとんどの方にとって身近で重要な意味をもっていますので、なによりも伝わりやすさ に優先を置いていることが分かります。 気象予報士やお天気キャスターを目指す方には座右の銘といってもいいでしょう。

気象科学事典 身近な気象から新しい概念や観測機器、地球環境問題まで1700項目を網羅した、日本気象学会の総力をあげた、最先端の知見と最新のデータによる事典です。  「日本気象学会編集」とあるので堅苦しい印象があるが、実は非常に分かりやすい事典です。  図や表を多数掲載しているのもあるが、私が購入した事典の中で最も一般向けであり、 難解な数式や理論などは使わず、具体的な説明に終始しています。 逆に専門家には少し物足りない事典です。

NHK気象ハンドブック 上の『NHK気象・災害ハンドブック』の古い版です。 すでに両方とも絶版となっているようですので、 一応こちらも紹介しておきます。 古本屋などで見つけたら、即『買い』です。

気象ハンドブック 専門家向けに気象の学問や技術について詳しく紹介されています。    ただ、本書の目的は、気象技術者だけではなく、専門家以外の社会人や学生にも興味が湧くように、 分かりやすく編集したようです。

気象予報士ハンドブック 気象予報士をはじめ、気象業務に関わる各界、気象予報士を目指す人にとって、知っておかなければならない基礎的な気象学、最新の観測・解析・予報技術などを把握するための情報、資料を集大成したハンドブック。

身近な気象の事典 まだ2011年春に発売されたばかりの書籍なので、私も見たことがないのですが、 日本気象予報士会が編集したという事で大変興味深い本です。  一般の方向けという事ですので、図や写真を豊富に取り込んだようです。

エプソン Endeavor AY320S インテル第2世代CPUを採用し、スペックアップしたシンプル省スペースPC Endeavor AY320S
シマンテックストア