『図解早わかり お天気ブック』を読み終えてから、私の中で何かが変わりました。
次に、読んだのは、
『最新天気予報の技術』 天気予報技術研究会 新田尚 立平良三 著
でした。
中身は、本当に気象予報士の試験に出てくる内容を、基礎から応用まで書かれていますが、以前、手にしたときには良く理解できませんでした。 いえ、頭の中で整理しきれませんでした。
ところが、基礎の基礎からやり始めると、この本の説明文がよく頭の中に入るのです。 系統的に、整理されながら入って、ちゃんと、記憶の中に納まってくれたのでした。
私は、自慢ではありませんが、全く記憶力に自信がありません。 でも、物事を整理して、系統立てて説明してもらえると、記憶の連鎖の糸がつながり、失った記憶をなんとか記憶の沼の奥底から引っ張り出すことが出来るようになります。
私の場合は、まさに、この瞬間からその現象が生まれ始めました。
つぎつぎに、整理されながら頭の中に入ってきます。 ちょっと、自信がないときは、おっくうがらずに、また『図解早わかり お天気ブック』に戻ればいいのです。 だれも、笑ったり、イライラしたりしません。 一人、マイペースで勉強しているのですから。
今は、いろいろと良い本が出ているかもしれませんが、当時は、気象予報士を目指す方々向けの本の中では、ちょっと輝いていたと思います。
今となっては、文章が少し長すぎて分かりにくいところもありますし、実際の気象予報士の試験には出ないと思われる、難しい技術面も記述されています。 また、そこの説明が少し簡単すぎるため、何のための記述なんだろう?と不思議に思うところもあります。 けれども、理論から実技、法律まで、トータルで記述された本は、他にはないような気がします。(当時は、しました。)
これらの弱点も、最近は、『改訂版』 で改善されたのでは? と、期待していますが...。
もし、興味があるようでしたら、一度、書店で手にしてみるのも良いかと思います。
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