3. とりあえず独学から始めてみよう...


 いろんな学習方法がありますが、私は、まず独学で始めることにしました。 理由は、『試験について全くなにも分からないから。』 と 『マイペースでできるから。』

 とりあえず、ざぁ~と独学で気象学の全体像を勉強してみよう。 と考えました。 入社して5年未満ということもあり、仕事でも覚えることが多く、毎日忙しい日々を送っていましたし、通勤には1時間ぐらい掛かっていましたから、普段の日は勉強する時間がありません。 まとまった勉強時間がとれるのは、もっぱら土曜日・日曜日です。他にまとまった時間は、往復90分程の通勤電車の中だけでした。

 最初は、『気象予報士・受験のバイブル』と言われている『一般気象学 (小倉義光・著)』を読み込みました。

 実は、この本は受験のために購入したのではなく、学生時代に自分の専攻の補助教材として購入した本です。 今でこそ『バイブル』などと言われていますが、当時は一般の人が気象を学ぶために読む一般的な気象学の本なんてほとんどなく、専門家が書いた小難しい本ばかりでした。

 その中で、私が見つけて購入したのが

『流れの科学』  木村 竜治 著

『一般気象学』  小倉 義光 著

です。

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『図解早わかりお天気ブック』
B6より一回り大きく、158ページという薄い本です。中学生ぐらいがちょうど読みやすい内容だと思いますが、 天気のしくみを俯瞰して学ぶには良い教材です。
気象学は幅広く、今自分がどの辺りを勉強しているのか分からなくなります。ですから、まずこの本で気象学の全体像を把握してから次の教本へステップアップすると、理解が早まると思います。
残念なのは、内容の割に価格が高いこと。

『最新 天気予報の技術―気象予報士をめざす人に』
副題に「気象予報士を目指す人に」とあるように、気象予報士試験を意識して作られた教材です。
基本的な物理から気象物理、実技、法規まで一応網羅されています。が、一方で一冊ですべてをカバーするのは無理なため、実技は内容が薄く、まとまり切れていません。 そのため、試験に応用問題がでると対応しきれないと思われます。

『一般気象学』(第2版)
東京大学出版会から出版された東京大学の一般教養の教科書、だそうです。内容は難しい数式や物理などが出てきますが、 すごく論理的に系統的にまとめられています。気象予報士を目指す方のバイブルと言われたりもします。とても良く まとまった素晴らしい本だとは思いますが、初めて予報士を目指す方は別の、もっと分かりやすい本から始めましょう。 そして、この本を読まなくても気象予報士には合格します。 この本はバイブルであって、分かりやすい解説書ではありません。 でも、予報士になったらぜひ手元に置いておきたい一冊です。

『百万人の天気教室』
この本も良書と言われています。早わかりブックの次に読み始めるといいでしょう。理解しやすい表現ですが、しっかりポイントは押さえて解説されています。 気象予報士試験を意識してつくられたようで、独学で勉強を始められる方に適しています。

『気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉』
気象予報士を目指す方が、気象を学ぶのが初めてのときに、最適な本かもしれません。本の目的は明確に気象予報士試験です。 ですから、簡単な分かりやすい表現で物理現象を紹介していますし、簡潔にまとめられています。 逆に、あまり深くは踏み込んでいませんし、語彙の間違いも多く、校正に時間を割いていないようです。 ただ、予報士を目指す方の最初のステップとしては分かりやすく、ページがどんどん進むので、最初の一冊としては良いかもしれません。

『気象科学事典』
気象予報士を目指すなら、何か一つ用語辞典を持っておいた方が良い。
この事典は既に絶版ですが、分かりやすくてとても良い本でした。

『平凡社版 気象の事典』
こちらも私が持ってて役に立った一冊です。上の『気象科学事典』ほど分かりやすくはないのですが、 コンパクトにまとまっているので、どこへでも持ち運びができて、時間のあるときにパラパラめくって 調べものをしました。
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