なぜ冬に流行るのか

いわゆる風邪と称される、咳や鼻水、鼻づまり、発熱、悪寒、喉や関節の痛みなどの症状を訴える患者さんは一年中見られ、特に春から夏にかけて多くなるそうです。

これは私の主治医から聞いた話でデータやグラフがないのが申し訳ないのですが...。
というのも、その実態は多種多様な病原菌やウイルスによる感染症であり、多くの感染症が風邪の症状を発症するそうです。 ひとつひとつ患者さんの病原菌を調べるのは大変な事なので、風邪の症状をもつ病気との事で一緒くたにすると、夏の方が暖かい為病原菌が繁殖しやすく、プールなどで人と人が間接的に接触する機会が増えて、多くの人が症状が軽く寝込んだりしないため風邪患者は広がりやすいようです。


さて、インフルエンザウイルスですが、これは1種類のウイルスのみでここまで早く多くの方に感染するのは、やはり多々あるウイルスの中でも強力な感染力と厳しい症状を表す病気としては他のウイルスの追随を許さないのではないでしょうか。


さて、このインフルエンザウイルスは、気温も湿度も低い方が生存する時間が長くなります。 
    

月別にみたインフルエンザの患者数を下図に示しました。インフルエンザウイルスは気温が低く、湿度も低い方が生存するのに適しています。したがって、冬から春にかけて発生するのが一般的です。特に12月から増え始め、1~2月にピークを迎え、4月には終息することが多い傾向にあります。

冬には乾燥した冷たい空気のために、のどや鼻の粘膜の抵抗力が低下することや換気の十分でない場所に多数の人が密集することが多く、飛沫感染しやすくなることも冬のインフルエンザの流行に影響しています。

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