雨の強さと降り方

 気象庁の解説も、聞く人・観る人に分かりやすくしましょう。と言うことで、「やや強 い雨」や「激しい雨」など専門用語ではなく、私たちが普段使う言葉に置き換えて解説してくれます。 ところが、このような言葉は聞き取りやすいのですが、 実際にはなかなか実感が沸きません。 それは、このような形容詞は私たちが普段から使っていますが、使い方は個人の主観に大きく関わっており、聞いた人皆 がそれぞれ主観の尺度で判断してしまうからです。 そこで、ここでは気象庁の考える尺度を紹介します。


1時間雨量(mm) 10?20 20?30 30?50 50?80 80?
予報用語 やや強い雨 強い雨 激しい雨 非常に激しい雨 猛烈な雨
人の受けるイメージ ザーザーと降る どしゃ降り バケツをひっくり返すように降る 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 息苦しい圧迫感。恐怖を感じる
人への影響 跳ね返りで足下が濡れる 傘を差していても濡れる
傘は全く役に立たない
屋内の様子(木造) 話し声が良く聞き取れない 寝ている人の半数くらいが雨に気づく


屋外の様子 地面一帯に水たまりが出来る
道路が川のようになる 水しぶきで辺り一面が白っぽくなり、視界が悪くなる
車に乗車中
ワイパーを早くしても見づらい 高速走行中に車輪と路面の間の水膜で、ブレーキが効かない 車の運転は危険
災害の発生 長く降り続けば注意が必要 側溝や下水、小さな川が溢れ、小規模の崖崩れが生じる 山崩れ・崖崩れが起きやすく、危険地域は避難の準備が必要。
都市では下水が溢れる。
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む。マンホールから水が噴き出す。
土石流が起こりやすい。多くの災害が発生する。
雨による大きな災害が発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要。

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