四方に雲なきは3日の雨

空に雲一つない綺麗な青空を「日本晴れ」と言います。 この日本晴れが現れた日は、3日後には雨が降るという諺です。 このような日本晴れは春夏秋冬それぞれの季節で見られますが、夏や冬は勢力の強い太平洋高気圧や大陸性高気圧に覆われているときで、1週間以上も快晴日が続くことがあります。 一方、春や秋は移動性高気圧に覆われたときなので、3日後には移動性高気圧は完全に過ぎ去り移動性の低気圧が訪れていることが多くなります。 少し意味は異なりますが、「三寒四温」と同じように、移動性の高気圧や低気圧が1週間ぐらいの周期で訪れる事を言い表しています。
季節おもしろ事典―倉嶋厚の風のたより』(倉嶋厚著) 生活に身近な気象や風土についての書籍だったら、まず最初に浮かぶのは『倉嶋厚さん』だと思います。 数多くの気象に関する出版物とその分かりやすい語りで、多くのファンを生み出しています。 この本は、読売新聞に掲載されていたコラムを再編集されたものです。 その他、この姉妹図書に、『季節よもやま事典』『季節みちくさ事典』『季節つれずれ事典』があります。
『季節よもやま辞典―倉嶋厚の辞書遊びノート』(倉嶋厚著)
『季節みちくさ事典―倉嶋厚の四季のたより』(倉嶋厚著)
『季節つれづれ事典―倉嶋厚の折々の記』(倉嶋厚著)

『天気予知ことわざ辞典』(大後美保著) 地方に残る天気のことわざを集めた辞典です。幅広く、多くの地域で取材してきたのが伺い知れます。 天気にまつわることわざを集めた書籍では、この本が一番多くのことわざを掲載しているのではないでしょうか。 著者には敬意を表します。ただ、惜しむらくは、似たようなことわざが何度も掲載されたり、現象の説明やことわざの解釈にハテナ?と思うこともしばしばあります。

『ことわざから読み解く天気予報』(南利幸著) 手軽に持ち運びできる新書本です。ことわざの背景にある気象現象を分かりやすく理論的にひも解いています。 ことわざが、単なる迷信やしつけ、言葉遊びなどではなく、背景には現象の経験則があり、物理現象があり、 物理理論で裏付けできることを分かりやすく解説しています。

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